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群馬で自由人からリーマンになった恋する男の趣味に生きるブログ。

アップルって、結局オープンな企業ではない

「違法アプリ放置にフィルタリング不備 アップルはなぜ「ルール無視」続けるのか」という記事がヤフーに出ていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101220-00000002-jct-sci


村上春樹さんの「1Q84」や東野圭吾さんの「秘密」など、ベストセラー作品の電子書籍アプリがアップストアに現れたのは、2010年11月上旬。ところが、これらは著作権をクリアしていない「海賊版」だった。一つのアプリが削除されると、別の違法アプリが顔を出す。日本語版はもちろん、中国語版など外国語のニセモノ電子書籍も販売されていた。

iPhoneだったり、iPodだったり、形ある「モノ」への作り込みは、他のPCメーカーや家電メーカーへの追随を許さないほど完成度が高いと思う。この辺はジジョブズのこだわりが如実に現れた結果なのかもしれない。

高品質な自社製品が社会に広まって行く中で、同時に例えばiTunesといった販路が各ユーザーにリーチされて行く訳だけど、これって完全にアップルの独占市場だから、がっちり管理下におかれてしまうわけ。appstoreも同じような形。結果として完全なアップルコントロールのネットワークが完成。

この記事は結局、こういった海賊版に対応できていない状況と、現状全くの無回答について触れているのだけれども、たとえばもっとオープンなネットワークだったらどうなんだろう。

そもそも、市場って誰でも参入できる場所であるべきで、そうすることでよりよい製品が切磋琢磨されて生まれる。そういう場所で違法コピーや海賊版が出てくるのは容易に想像できるけど、同時に、削除のスピードは少なくとも今のアップルよりもいいんじゃないの?ウィキベディアみたいに、群衆の叡智で基本的に改善されて行くんじゃないの?と思う。

どちらにしてもアップルにしか解決できない問題なんだから、はやく対応すべし。「日本法人ではすぐに決められない」って、どんだけガキの使いなんだよ。