歩行者×自転車×自動車の共存とは
道路交通法によれば、自転車は軽車両であり、歴とした車両です。つまり、車と同じ規制がされるのりもです(原付は「原動機付自転車」で、制限速度は30キロですが、自転車は車と同じ制限速度です。つまり何も標識がなければ60キロまで出しても良いことになってます)。これは裏を返せばそれ相当の法的責任も負っていることに他なりません。
歩行者&自転車乗りはマナーが悪い
事故時の被害の大きさから、車に対してはより厳重な取り締まりがされておりますが、歩行者と自転車には規制はあってもけっこう見逃されてしまうというのが殆どではないでしょうか。とくに自転車は車両であるためかならず左側通行、また自転車通行可能の標識が出ていない歩道には乗り入れては行けないことになっています。はっきり言って、これを守っていない人は非常に多いです。堂々と歩道を走る自転車、道路の右側を走る自転車はひっきりなしに見かけます。とくにママチャリに乗っているおばちゃんとかはこういう法律があることを多分知らないんでしょうか。
ちなみにこんな動画があったので集めてみました。
携帯を持ちながらとか、傘をさしながらとか、よほど自分のライディングテクニックに自信があるのでしょうか。単純に考えて片手になればブレーキの制動力は半分になる訳ですし、よそ見をしてれば危険の発見が遅れる訳です。最近は人対自転車の人身事故も多いらしく、もはやロードバイク乗りとしては人ごとではない気もします。
対策は?歩行者、自転車、自動車それぞれ必要。
大前提ですが、道路交通法では歩行者が一番の弱者となっています。これ自体は歩行者保護の観点から全く持って正しいと思いますが、とはいえ、歩行者も注意することで事故に遭う危険は減るでしょう。
歩行者の注意事項
- 横断歩道や歩道橋を利用する
- 車の一時停止の交差点などでは注意を払う
- 夜間は目立つ服装をする、できればライトなどをもつ
「自分がここにいる」ことをアピールしないと、意外と車は気がつかないようです。
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自転車の注意事項
- 必ず左側通行
- 自転車通行可の歩道は、歩行者があまりおらず危険でなさそうなら歩道を走る。
- 車道を走る場合は、車から目立つ格好を。
- 夜は走る発光体と化すぐらいのライトを装着すべし。
- 前方に左折車がいる場合、速度を落として先に左折させましょう。巻き込み確認しないドライバーは多いです。
- できれば歩行者、車のドライバーにはアイコンタクトを。意外に目と目が合うことは多いですし、そうすると相手方も早めにストップしてくれます。
- 死にたくなければまずヘルメット、そして早めのブレーキを。交差点付近ではいつでも止まれる速度で。
- 携帯電話、傘はもってのほか。
- 自動車に乗っているとき以上の周囲の安全確認を。
いろいろ挙げましたが、少しでも危険を感じたら止まってしまうことが一番だと思います。車とことなり、自転車は質量が軽いため、制動距離が短くてすみます。時速20キロ程度なら数メートルで止まれるでしょう。そのためにも安全が確認できないところでは速度をある程度落として走ることが必要です。
また、夜は明るさを増すことで安全が確保できます。僕は前にライトを2つ、後ろに2つの計4つを装着してます。
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自動車の注意事項
- 巻き込み確認してますか?
- 車線合流の際、左側にも気を配りましょう。
ま、自動車はもう全部に注意しないと行けない気もしますが。ただ、盲点としては、上の特ダネの動画にもありましたが、左折しながら車線に合流する際、右からの車に気を取られて、左側から来る自転車に気がつかないことがあり、左から来る自転車との接触事故は右から来るそれとのやく7倍にも上るそうです。自転車は左側通行が原則ですが、右側を走る自転車も多いのは事実。気をつけましょう。
とまあ、思いつく予防策を書いてみましたが、とにかく歩行者も自転車も自動車も、危ないときはゆっくりそして一時停止。とまるとまた動き出すのがめんどくさいですが、それで事故に遭わないのなら儲け物。
「注意一瞬、事故一生」を胸に、みなさん、今日も安全運転で参りましょう。