夏は夜。サイクリングも夜が意外と良い。
自転車で走ること自体を楽しむなら、基本的には明るい時間、日没前と思っているそこのあなた。僕もそう思ってました。でも、夜には夜の良さがあります。そこで今回は夜間サイクリングのススメをまとめてみたいと思います。
大前提 夜は暗くて危ない!!
いきなり否定ですが、夜は日差しも無く、頼りになるのはライトの明かりのみ。また車などからもこちらの確認がしずらくなり、昼間よりも危険度は増すことは確実です。昼間よりも注意する必要があります。
ただ、逆に言えば、しっかりとした光量を保ち、安全確認を行えば夜間の走行も昼間と比べてそれほど危険になるということではありません。
夏の夜は涼しくて気持ちいい。
最近は35度を超える猛暑日が続いておりますが、日没後であれば気温は25度前後まで下がります。さらに直射日光が無いため、あのジリジリと刺すような日差しが無く、体力が奪われることがありません。そして、なにより気持ちいい。漕ぎ始めれば当然風を感じるのですが、体の火照りを持ち去ってくれるようで、病み付きになりそうです。
まず光量の確保を。
上記で述べたように、夜間走行では暗い中でも安全に走行できるだけの光量を確保し、また自転車が走っていることを車に伝えるためのライトも必要になります。
僕の場合を紹介しましょう。
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まず給水ですが、1,5リットルのペットボトルにスマーチューブを取り付けました。暗い中でボトルをホルダーから出して、水分補給してまた戻すという作業はただでさえ路面が見えにくい暗闇で非常に危険だからです。
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前を照らすライトは二つにしました。
まずは前から使用しているジェントスの閃。
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前方に対してはこの二つのライトで対応しますが、手元を照らすライトが無いと意外と不便です。サイクルコンピューターや腕時計の確認、スマーチューブの飲み口を探す、補給食の開封など、手元が暗いとできないことも多いです。また、大きく曲がる場合、曲がる方向を照らす必要がありますが、ロードバイクの場合ハンドルの舵角に加えて加重移動で曲がるため、それほどハンドルを切る必要がなく、結果的に曲がる方向を照らしきらない場合があります。
これらの点を補うためにはヘッドランプが良いでしょう。
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これで対応できる速度は20〜25キロというところでしょうか。サイクリングロードなど走りやすい道では30キロぐらいまでは出せます。それ以上出すと障害物などをライトで確認してから避けるまでに余裕が無く、ちょっと怖いです。あくまでポタリング+αの速度が限度と考えるのが良いでしょう。
僕はここにいるよ!後方への合図
後ろから迫る車などに、自転車で走っていることをしっかり伝えなくてはなりません。僕はこれを2つつけてます。
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また、できれば高い位置にも点滅する物があると後方からの確認が早くなります。これをヘルメットにくくりつけておくのも良いでしょう。
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夜間走行中のシューズ
夜間走行の際はビンディングペダルは使いません。引き足が使えなくなりますが、見通しが効かない分、突然泊まらなくてはいけないことも増えるでしょう。そのためにはビンディングで止めていると危ないと思います。
かかとがフレームにあたらないシューズであれば何でも良いと思います。
夜に風を感じて走る、気持ちよさ。
率直に言えば、夜に走るのは昼に走ることよりも危険です。ただし、時速を落とし、光量を保ち、安全確認を怠らなければ、夏場の夜のサイクリングはとても気持ちがいいものです。刺すような日差しも無く、自分が生み出す風が体の火照りを奪っていってくれて、なおかつ人も交通量も少なくて走りやすい。
のんびりと、夏の夜風を楽しんでみませんか?